noteにて、ブログを公開しています。
職場における上司と部下の関係性に関する実態調査 2022 (管理者編) 結果のまとめ
企業は一般的に営利団体ですので、目的や目標があり、それをそれぞれの部門が担う役割を遂行することによって、業績を伸ばしていきます。そして、それぞれの部門には、管理を担当する上司がおり、業務を遂行する部下がいます。このような職場において、それぞれの部門が与えられた責務を効果的に実行するためには、良好な上司と部下の関係が不可欠であると考えられます。そこで、職場における上司と部下が関係性についてどの…
業務パフォーマンスの向上にはインプットの意識が大事な理由
会社で働いている人であれば、必ず自身のアウトプットを少なからず意識していると思います。さらに、業務におけるパフォーマンスといった効率についても意識していることが多いのではないでしょうか?業務パフォーマンスが向上するということを簡単に想像すると、仕事がサクサクと終わっていくようなイメージになると思います。そこで、もう少し掘り下げ、業務パフォーマンスの要素、そして、業務パフォーマンスを向上させるため…
企業文化とは何かを考える
Glassdoor社が行った調査によると65%の回答者が、企業文化が仕事を続ける上で、大きな要因となっていると回答しています。また、若い世代の方が、給与よりも、企業文化を重要視しているという結果にもなっています。このように注目される企業文化ですが、そもそも、この企業文化とは何でしょうか?今回は、企業文化について考えてみたいと思います。
ミッション・ビジョン・バリューと目的・目標・アクションの関係を考える
ミッション・ビジョン・バリューは、組織がどのように振る舞うべきかを定義した指針です。こういったミッション・ビジョン・バリューと言う指針が会社として定められていても、実は、自身の目標にどう繋げていくかについて悩むことは少なくないと思います。そこで、ミッション・ビジョン・バリューは、どのように目的と目標に関係してくるかを考えてみたいと思います。
目標設定における定量目標を設定する際に決めるべき3つのポイント
どんな目的であれ、達成するためには、目標が必要だと考えます。そして、目標設定を行う際には、客観的に数値として結果の評価ができる定量目標があった方が、目的に対する進捗度合いが測れるため有用です。そこで、計測可能な定量目標を設定する際に重要な3つのポイントについて、ご紹介したいと思います。
モチベーションとエンゲージメントを向上させる3つのチェックポイントを自己決定理論から学ぶ
Gallup社による「State of the Global Workplace: 2021 Report」において、日本の従業員においてエンゲージしている(貢献の意思が強い)と回答した人の比率は5%と世界平均の20%と比べてもとても低い数値になっています。このため、グローバルスタンダードに追いつくためには、職場におけるモチベーションやエンゲージメントの向上が求められる。しかし、そもそも、モチベ…
目標管理で注目のOKRsをグーグルに持ち込んだジョン・ドーア氏がTED Talkで語るOKRsとは?
目標管理の有名な手法としてOKRs(Objectives and Key Results)があります。こちらのWikipediaによると、OKRsは、アンドリュー・グローブ氏(Andrew Grove)が、インテル社の研修でその手法を広めたのが最初とされており、OKRsを実践する会社の代表格と言われているグーグル社にOKRsを持ち込んだのは、その当時ベンチャーキャピタルに勤務していたジョン・ドー…
目標達成のための行動計画(アクションプラン)を考える際に有用なコーチングで利用されるGROWモデル
いくら素晴らしい目標を掲げたとしても、その目標達成に必要な行動計画(アクションプラン)まで考えなければ達成は難しいと考えます。有名なファシリテーションをベースとしたコーチングの方法としてGROWモデルがあります。このGROWモデルは、目標を具体化し、行動できる内容に落とし込む手法ですので、もちろん会社等の組織において、部門メンバーの行動計画を策定する際のコーチングとしてだけでなく、セルフコーチン…
目的や目標で利用されるゴールやオブジェクティブという言葉の文脈によって異なる意味合い
一般的に達成すべき成果等の話をする際に、目的と目標という言葉を使うことが多いと思います。しかし、最近では、OKR(Objective Key Result / オブジェクティブ キー リゾルト)というように、目的や目標を表現する際に、オブジェクティブ(Objective)やゴール(Goal)というような言葉が使われることがあります。このオブジェクティブ(Objective)やゴール(Goal)は…
指示待ち社員が自律性を持つために必要な要素をコーチングと経験学習から考える
よく職場において問題視されることとして、指示待ち社員の存在があります。職場におけるコーチングの役割として、このような指示待ち社員に自律性を持たせ、自立できるようにすることがあるのではないでしょうか?そこで、このように他人に依存している社員が自立できるようになるための考え方について書いてみたいと思います。
コーチングと経験学習を組み合わせた人材育成内省サイクル
職場における人材育成において、コーチングは欠かせない要素になりつつあります。こちらのデロイト社のレポートによると、コーチング文化の根付いた組織は、業績を21%伸ばすことができたと報告しています。また、経験学習においても、毎日終業前に15分間内省に時間を費やした社員は、そうでない社員に比べ、23%パフォーマンスが良かったという研究結果があります。コーチングも経験学習も社員や部下の内面にある考えや課…
コーチングの定番であるGROWモデルを利用した人材育成とは?
社内の人材育成の手法として、コーチングを取り入れる企業が増えてきています。なぜ今、コーチングが必要とされているのか?そして、コーチングの定番とされているGROWモデルとはどんなものなのか?について、今回は書いてみたいと思います。
"P = p - i" から人材育成におけるコーチングの意義を考える
最近、人材育成の分野でコーチングという言葉が多く使われるようになりました。しかしながら、具体的にどんなことを行うことがコーチングであるか理解をするのが難しかったりします。そこで、組織内での人材育成におけるコーチングとは何かを考えてみたいと思います。
ソリューションを売るとは?
単純に物を販売する行為であっても、そこに意味づけをすることによって、売る姿勢や戦略が変わってきます。今回は、ソリューションを販売するということについて考えてみたいと思います。
ナレッジワーカー(知識労働者)におけるルーティンワーク
ナレッジワーカー(知識労働者)は、著名な経営学者であるピーター・ドラッカーによって生み出された言葉です。簡単にいうと、考えることによって、生計を立てている人たちのことを言います。基本的に、ナレッジワーカーは、問題を解決することが主な仕事となります。この対義語として、マニュアルワーカー(単純作業労働者)という言葉があります。ナレッジワーカーとマニュアルワーカーのルーティンワークルーティンワーク…
クリエイティビティ(創造性)の生産性
イノベーションを起こすためには、今までなかった視点や方法等、創造性を最大限に活かしたクリエイティブなブレークスルーが必要です。もし、生産的なクリエイティビティが実現できるのであれば、より多くのイノベーションを起こすことができます。そんなことは可能なのでしょうか?
ビジネススキル向上に役立つ内省・経験学習フレームワークのご紹介
人材育成の方法の一つとして、仕事の中からノウハウ等を学ぶやり方として、OJT(On-the-Job Training)があると思います。このように実践し、経験したことから学ぶ際には、内省を行うことが効果的であると言われています。
統合内省サイクル[The Integrated Reflective Cycle](リフレクション/内省フレームワークの紹介)
統合内省サイクル(The Integrated Reflective Cycle)は、バーバラ・バソット氏(Barbara Bassot)が、2013年に出版した「The Reflective Journal」の中にて紹介されている内省フレームワークです。
ギブスの内省サイクル(リフレクション/内省フレームワークの紹介)
ギブスの内省サイクル(Gibbs' Reflective Cycle)は、グラハム・ギブス氏が1988年に著した「Learning by DoingLearning by Doing: A Guide to Teaching and Learning Methods」にて紹介された、経験から学習するためのサイクルモデルです。他の内省(リフレクティブ)サイクルに比べ、ステージ数が多く、6つのステー…
KPT(A)法(リフレクション/内省フレームワークの紹介)
KPT(A)法は、Keep Problem Try (Action)とも呼ばれ、日本で広く利用されているリフレクションのフレームワークです。コンピューターの開発手法で有名なアジャイル開発手法を提唱した、アメリカのコンピューターサイエンティストであるアリスター・コーバーン氏によって生み出されたと言われています。この内容は、アリスター・コーバーン氏のプレゼンテーションの一つであるCrystal Ap…
What(ワット)モデル(リフレクション/内省フレームワークの紹介)
Whatモデルは、色々なところで、発展しているリフレクションのサイクルモデルであるため、誰の理論ということを特定するのが難しいモデルです。1970年に出版されたテリー・バートン氏(Terry Barton)による「Reach, Touch and Teach」で最初に記述がされ、そのコンセプトをヘルスケアの分野で活用するために、1990年代にジョン・ドリスコル氏(John Driscoll)が発…
YWT法(リフレクション/内省フレームワークの紹介)
YWT法は、日本能率協会コンサルティング(JMAC)にて開発された内省・リフレクションフレームワークです。日本にて開発されたフレームワークであることもあり、日本において、広く利用されている内省フレームワークの一つです。
ERAサイクル(リフレクション/内省フレームワークの紹介)
ERAサイクルは、スウォンジー大学の教授であった、メラニー・ジャスパー氏(Melanie Jasper)の著書、「Beginning Reflective Practice」にて紹介されたリフレクションフレームワークです。彼女は、ヘルスケアの分野における、リフレクションの実践を推進していました。
コルブの経験学習サイクル(リフレクション/内省フレームワークの紹介)
最近、マネージメントの世界において、経験学習サイクルというフレームワークが注目されています。経験学習サイクルは、アメリカの心理学者、教育理論家であったデービッド・コルブ氏によって、1984年に、Experiential Learning: Experience As The Source Of Learning And Development の論文において、最初に紹介されたとされています。
リフレクション(内省・振り返り)の重要性
働いている人であれば、どんな人でも共通で持っている課題があると思います。それは、今与えられている仕事のアウトプットを向上させることです。一流のスポーツ選手が少しでも良い成績を残すために、努力するように、どんなことであっても常に革新の余地があり、改善の余地があります。そして、アウトプットは試行錯誤を行い、より良い結果に結びつく方法を見つける(学ぶ)ことによって、向上します。
マネージャーの存在意義を考える
こちらのGoodHire社がアメリカにて3000名の正社員に行った調査によると、アメリカで働いている人の83%が、マネージャーがいなくとも仕事ができると回答しました。この内容を受けて、GoodHire社のCEOであるマイク・グロースマンは、「多くの人は、マイクロマネージメントを行う人がマネージャーであると考えており、そのようなマネージメント手法は、良い方法ではありません。多くの人は、マイクロマネ…
イノベーション・学習・成長とは、失敗する方法を見つけること
正しいやり方や効果的なやり方は、どうやって編み出されるのでしょうか?そしてそういった方法はどうやって学ぶことができるのでしょうか?もちろん、ある程度は、本などの文献を読むことによって、学ぶことができます。しかし、例えば、ある法人営業部において、どうやったら効果的に販売ができるようになるのでしょうか?法人営業方法に関する本などは世の中に存在すると思いますが、実際に販売する製品を効率的に販売する方法…
アクション可能な目標設定の重要性
目標を設定することは、やるべきことを明確にするため、また、高いモチベーションを維持するためにも重要なことです。しかし、ただ漠然とした目標を設定しただけでは、あまり意味がありません。達成したい大きな目標に近づくための、アクション可能な小さな目標を設定し、それを継続的に達成することによって、目指している大きな目標が達成できると考えます。
プレッシャーが過度にかからない目標管理の方法
目標管理がうまくいかない理由の一つとして、目標を設定してしまうと、それが達成されなかった場合の責任追求等、プレッシャーが過度にかかってしまうということが有り得ます。そこで、今回は、目標管理において、プレッシャーが軽減されるやり方を考えてみたいと思います。
マイクロマネジメントの自己診断方法について
業務効率を下げる原因の一つとしてマイクロマネジメントが挙げられることがあります。ウィキペディアによると、「マイクロマネジメントを行う管理者は、業務のあらゆる手順を監督し、意志決定の一切を部下に任せない」とされています。また、マイクロマネジメントを実施している「上司がそのことを自覚することは稀であるとされる」との記載もされています。
プレゼンの見栄えが劇的に向上する無償で利用できる写真・イラスト素材サイト (2021年版)
お客様に製品の詳細を伝える時など、PowerPoint等のアプリケーションを利用して作成した、プレゼンテーション資料を利用する機会は多いと思います。そんな、プレゼンテーション資料の見栄えを良くするために必要不可欠なものとして、写真やイラストがあります。写真やイラストは、ビジュアルに訴えることによって、より相手に深い印象を与えることができます。しかし、通常、資料を作成する人は、写真家ではありません…
(Google Workplace編) 週報や日報を見える化し目標管理する
Google Workplaceを利用し、週報を見える化する際に役に立つ具体的な利用方法について、ご紹介したいと思います。全体的な設定の流れについては、実践編をご参照ください。
(実践編) 週報や日報を見える化し目標管理する
今回は、週報や日報を表計算アプリケーションおよびビジネスインテリジェンス(BI)アプリケーションを活用することによって、見える化する方法をご紹介したいと思います。実践する例週報や日報を見える化は、目標を明確にし、目標の測定値を定期的に計測することによって実現します。目標の設定については、準備編をご参照いただけると幸いです。
(準備編) 週報や日報を見える化し目標管理する
目標は、ある決まった期日において、達成することを想定している状況のことだと言えます。そして、達成すべき目標は、1日で達成されるのではなく、日々目標を達成するための行動の積み重ねがあってこそ達成できるものであると考えます。そして、週報や日報は、目標を達成するための行動の積み重ね具合をチームメンバーと共有するものであると考えます。
PDCAサイクルを回すと見えてくるもの
PDCAサイクルは、繰り返し回すことが想定された問題解決フレームワークです。実際にPDCAフレームワークを活用する中で、見えてきたものをご紹介したいと思います。なお、取り組む対象によって、解釈は様々になると思いますので、あくまでも私見であることをご容赦ください。
週報や日報を目標管理のツールとして活用する方法
週報や日報は、業務進捗状況を共有するために、ある決められ期間における、それぞれメンバーの業務進捗状況を要約したものです。こう言った報告書は、予め決めた目標と実際の結果のギャップを明らかにするために利用することで、継続的な成長を促すツールとなります。
目標達成のための良い過程目標(プロセスゴール)の作り方
継続性のための過程目標成果目標(アウトカムゴール/Outcome Goal)とは達成すべき成果の数値が含まれた目標になります。例えば、1ヶ月に10件の新規顧客を獲得すると言った目標は、成果目標となります。この結果にフォーカスした成果目標と比べ、過程目標(プロセスゴール/Process Goal)は、やるべきことにフォーカスした目標となります。「毎週50件以上のフォローコールをする」という目標は過…
「継続は力なり」の真髄を野球名プレーヤーイチロー選手から学ぶ
鈴木イチロー選手とは?鈴木イチロー選手は、1992年から2000年の間、日本のリーグで、2001年から2012年の間、メジャーリーグで活躍した世界を代表する野球選手です。2004年に、メジャーリーグにて1シーズンで262本の安打を記録し、この記録は、現在、メジャーリーグにおける最高安打記録となっています。また、連続して10シーズン200本以上の安打を打ったという記録も保持しています。
成功には成果目標だけでなく、過程目標が重要な理由
成果目標と過程目標もし、何かを達成した物があった場合、それを私たちはそれを目標(ゴール)と呼びます。通常、ビジネスの世界では、目標を設定し、それに向けて活動をしています。そして、良いゴールは、SMARTで構成されていると言われています。SMARTな目標とは、具体的であり(Specific)、測定可能的であり(Measurable)、実現可能であり(Achievable)、関連性があり(Relev…
継続することがどれだけ難しいかを考える
"ローマは1日にしてならず"「継続は力なり」という言うように、世の中には、大きな達成を収めるためには、小さなことの積み重ねを継続的に行うことが大事であることを述べている格言が多く存在します。確かに、大きな達成をするということは、何か特別なことをすることではありません。短期的には、違いがわからないような小さな変化の積み重ねが長期的に見た時の大きな違いにつながると考えます。
職場におけるSMARTな目標(ゴール)設定の重要性
そもそも目標(ゴール)とは?Weblioの辞書によると「目標」は、「行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。」と記載されています。基本的には、達成すべきターゲットという表現がなされます。目標管理の一つの手法として、Googleが利用しているOKRでは、Objective(目的)と、Key Result(キーとなる結果)という指標が利用されます。これは、何を達成するために実施するアクション…